アジロンのこと

アジロンダックというぶどう品種があるのを知ったのは、確か勝沼ぶどう郷のぶどうの丘に行った時のこと。
このぶどうで作ったワインは、甘い香り……特に、屋台とか駄菓子とかのいちご飴っぽい強いフォクシー・フレーバーのする赤ワインが多く、以前は甘口ばかりだったような気もするけれど、最近は辛口とか中辛とか、比較的、甘味の少ないワインも増えてきました。ってゆーか、以前は「幻のぶどう」と言われて、それほど見かけなかったのですが、最近、なんとなく増えてきているみたいです。

●アジロンダック [Adirondac]
ヴィティス・ラブルスカ種(アメリカ系)。小粒、ピンク色。 樹勢が強く耐病性があるため山梨で広く栽培されていたが、ヴィティス・ラブルスカ種特有の香りが強いことと熟期に房からの実離れが起こりやすいため、現在栽培しているところは少数。 (日本ワイン協会 日本ワインを愛する会 ブドウ品種解説より)

北米系ぶどうなので、甘い香り(フラネオール他の香気成分)があるのは当然なのですが、アジロンは、とくに、いちご飴だと思います。我が家では結構人気。
若干、増えているとはいえ、山梨県勝沼の地域でしかほとんど生産されていないので、幻といえば幻かも?  平成29年度調査では、山梨県内赤系品種の第4位。3年分調べてみると、収量のパーセンテージも年々上昇しているみたいです。
昨年(2018年)の山梨ヌーボーまつりでも、数銘柄見ましたし、デパートやワインショップなどでも、見かけるようになりました。

もっとも、今年の5月に訪問した東夢ワイナリーさんの一升瓶アジロンのように、ワイナリー隣接の直営ショップでしか購入できないものもあるので、現地に行ってみる価値はあると思います。(ただし、その時は一升瓶は抱えて帰れなかった……残念!)

アジロンで作られたワインを調べてみたところ、甘口ならデザートワインっぽく楽しんだり、餡子系のお菓子に合わせたり、辛口なら鶏肉のローストとか比較的濃い味の和食系のお惣菜とかに合うみたい。特に、辛口だと甘い香りと甘くない味のギャップが楽しいです。