樽と瓶の関係

ワイナリーツアーなどに参加すると、樽熟成庫に案内されて、「この樽、1つでワイン〇〇本分」と説明を受けるのだけど、いつも、その本数が何本だったか忘れてしまう私(数字に弱い)。
たぶんうろ覚えで「300本」、ネットで調べたら「1樽(バレル)=225リットル=300本(ボルドーの場合)」なので、かろうじてあってた!
225÷300=0.75=750ml なので、一般的なワインの瓶は750ml入り。
ただ、最近、720mlの瓶も多いんだよねえ。
720ml=180ml(1合)×4 で、日本酒の4合瓶が元からあったからなじむサイズだからみたい? ステルスなんとかじゃ……ないよね?
225÷0.72=312.5 1ダースくらい多くなるってことね。

ちなみに300本は12本ケース(ダース)にすると、25ケース。1瓶=750ml入りにしたのは、計算しやすいからという説もどこかで見たけれど……。
ちなみに、ブルゴーニュの樽は228リットル入りで、304本分だそうで。

ワイナリーツアーで説明があるのは、樽でよく使われるのは、フレンチオークとアメリカンオークの二種類ということ。フレンチのほうが優しい味わい?
フレンチはヨーロッパナラ(別名イングリッシュオーク)とツクバネガシ(別名セシルオーク)、アメリカンはホワイトオーク。 
日本では、ミズナラの樽も使われるようになってきてるみたいです。
オークはブナ科コナラ属の総称で、落葉樹がナラ、常緑樹がカシ。

樽と言うと、各ワイナリーいろんなこだわりがあって、シャトーメルシャンの赤ワインの樽は、中心部が赤く塗ってあります。これは、日常のチェックの際、零れ落ちたワインで染みになるのを目立たなくするためだそう。
一方、グランポレール勝沼の貯蔵庫の樽は、どれも新品みたいにピカピカなんですが、全部が新樽というわけではなく、樽管理の人のこだわりで美しく保たれているそうです。

他にも大樽とか、ステンレスタンクとかもあるし、発酵用の樽は大概がステンレスで、大きいのから小さいのまであるようです。
もっとも貯蔵(樽発酵)用の木の樽は、目いっぱい入れていないといけないみたいですが、発酵用のは、目いっぱいだと溢れちゃいますよね。