スチューベンはNYと緯度が同じくらいの青森で多く栽培されています

スチューベンはアメリカぶどう。これまで扱った系図の中にもあったな……っと。

北米系品種

右端にありますね。
最近、町田に所用があって、ついでにワインの売ってる酒屋さんを探していたら、町の酒屋さんにスチューベンの赤・白のワインが置いてありました。値段も手ごろなので、両方買って帰ったにゃ。

スチューベンの出自はアメリカ・ニューヨークの農業試験場。1947年。
緯度も同じで気候も似てるということで、日本では青森県産が70パーセント以上だそうです。町でいうと、作付面積一番は鶴田町とのこと。

で、スチューベンが再度系図に登場するのは、シャイン・マスカット関連。マスカットの相関図の中にあります。

マスカットの相関図

こちらでは、真ん中あたりにありますね。

さて、スチューベン。主には生食用として出荷されていて、とーっても甘いぶどうとのこと。そのうえ、普通冷蔵で2か月持つ長期保存能力。この力がたぶんシャインマスカットにも受け継がれているんだろうなぁ。シャイン、お正月用にたくさん出回ってたもん。

ちなみにスチューベンもシャインも2倍体なので、種あり。シャインはジベレリン処理で種なしで出荷されてますが、スチューベンは種ありでの出荷が多いようです。巨峰なんかもそうだけれど、種ありのほうがおいしいんだって。種ごと丸のみという、甲州と似たような食べ方をするらしいです。
ワインにする時も、種が味の重要な要素になるらしいし。

ということで、スチューベンのワイン。青森県むつ市 (有)サンマモルワイナリー 津軽ワイン。RED&WHITE。
赤ワインはmoripapaのfacebookによると、「マスカット・ベーリーAにちょっと苦みを足した感じ」。白ワインは、オレンジワインっぽい感じに仕上がってました。北米系の香りは若干控えめ?