日本ワインはダイバーシティ

何もダイバーシティ(diversity)だのと流行りの横文字使わなくてもと思うのだけど、とりあえずキャッチーかなぁ……なんて。ここでのダイバーシティとは、「多様性」。だって、日本ワイン、ぶどう品種だけとっても、調べても調べても尽きないんだもの。

今のところは、統計資料の中に出てくるのと飲んだことのあるワインの品種をとりあげただけだけれど、ここまででもざっと20種は超えていると思う(ちゃんとカウントしろ、自分)。
これが、フランスのシャンパーニュ地方だったりすると、シャンパーニュに使っていいのは7品種とか、ボルドー地方だと赤は5種類、白は3種類だとか決められていて、滅多なことでは増えないと思う。
ワイン法などで決められていて、地域のブランド力を維持するためかなぁー?
もちろん、地域を名乗らないワインもあるとは思うけれど。

使用されているぶどう品種

シャンパーニュピノ・ノワールムニエシャルドネ(この上位3種でほぼ99%らしい)、 アルバンヌ、プティ・メリエ、フロマントー(ピノ・グリ)、ピノ・ブラン。
ボルドーカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、マルベック、プティ・ヴェルドソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル

   ブルゴーニュ:(基本的に)ピノ・ノワールシャルドネ、ガメイ、アリゴテ

もっとも、品種=味とはならないので、畑ごとの違いや製法、シャトーなどの違いも出てきて、そう簡単にはいかないのだろうけれど。

日本も地方によって特色のある品種はあるものの、品種そのものについては特に決まりはなくって、フリーダム! その分、日本ワインはいろんな銘柄に加えて、いろんな地域色(大雑把にワインっぽい用語でいうとテロワール)もあって、カオスでおもしろい。これぞ、日本ワインの楽しみ……なのかも?

特色のあるぶどう品種と地域(独占・寡占状態)

甲州:日本ワインでもっとも多く使われている品種だけれど、その名の通り、山梨県産が95%の特徴的な品種。もっとも、量的に一番多いため、残り5%も195トンもある。白品種第六位のセイベル9110が193トンだから、それよりも多い。ということで、山梨県以外の甲州もそれなりに見かける。反対に、山梨県産のぶどう(ワイン用)の約半数が甲州種。

コンコード:長野県ほぼ99%。長野県以外は1トンだから、まあ、そう書いてしまうとそれなりにあるんだけれど、大雑把な計算で、1トンでボトル800本分くらいかなぁ。出会うことには出会いそうだけれど、レアかも? ちなみに端数もあると思うんで正確ではないです。コンコードを見たら、長野県と思え! で、大丈夫かも?

善光寺(竜眼):長野県100%。これも、竜眼なら長野県でOK?

ポートランド・ミュラートゥルガウ・ツヴァイゲルト:北海道。ツヴァイゲルトについては、2桁(26トン)が別の地域なので、独占とは言えないけれど、他2種は、1桁なので、ほとんどが北海道といって良さそう。

もっとも、県内以外のぶどうを使ってはいけないわけではないので、(ただし、名称にする、ラベルに使うには、決まりはある)ぶどうが県境を超える場合もあります。別の地域でも国内産のぶどうなら、日本ワインだから、それは構わないのね。