山梨県果樹試験場で育成されたブドウ品種には、土地柄というのか、醸造用の品種が多い。
甲斐ブランは、30年くらい前に甲斐ノワールと同じ頃(といっても半年違う)時期に登録された品種なのだけど、甲斐ノワールにちょっぴり北米系が入っているのと違って、甲斐ブランは「甲州×ピノ・ブラン」と、日本固有品種の甲州(ヴィニフェラとされる)と、ピノ・ノワールの白変異種ピノ・ブランという、北米系の入らない品種。
ピノ・ブランは、日本ではあまり多く見かけることはないけれど、北海道ワインでは、ヴァイスブルグンダーという名前でワインも出ています。ただ、これも収量が多くないので、あんまり農家さんが作ってくれないって、北海道展に来てたワイナリーの人が言ってた。
今回、入手した甲斐ブランは山梨県のもの。
![](https://www.morinodai.jp/japanwine/wp-content/uploads/2021/02/8b3a05417514408476f5679c6c3b7b18-1024x412.jpg)
アルモノワールは、前からあるスタンダードなカベルネ・ソーヴィニョンと、ドイツ系の交配種ツヴァイゲルトなので、純ヨーロッパ系と言っていいかな?
![ヨーロッパ品種相関図](https://www.morinodai.jp/japanwine/wp-content/uploads/2019/08/b29d0ef988a80d0f4d89628e015b4b85.jpg)
![サン・ローラン系統図](https://www.morinodai.jp/japanwine/wp-content/uploads/2020/09/8ae6cc142cfa6044dadcde731f802633.jpg)
![ホイニッシュ・サヴァニャン](https://www.morinodai.jp/japanwine/wp-content/uploads/2020/09/03367929fd7aa77ab7172c21e5b4e0a0-1024x470.jpg)
ちなみにアルモノワールの綴りは(harmo noir)。harmoの意味は「調和」。
そろそろワインとして、ショップに並ぶようにもなってきました。やっと一本買ったよ!