欧州系の交配種、甲斐ブランとアルモノワール

山梨県果樹試験場で育成されたブドウ品種には、土地柄というのか、醸造用の品種が多い。
甲斐ブランは、30年くらい前に甲斐ノワールと同じ頃(といっても半年違う)時期に登録された品種なのだけど、甲斐ノワールにちょっぴり北米系が入っているのと違って、甲斐ブランは「甲州×ピノ・ブラン」と、日本固有品種の甲州(欧米系ヴィニフェラとされる)と、ピノ・ノワールの白変異種ピノ・ブランという、北米系の入らない品種。
ピノ・ブランは、日本ではあまり多く見かけることはないけれど、北海道ワインでは、ヴァイスブルグンダーという名前でワインも出ています。ただ、これも収量が多くないので、あんまり農家さんが作ってくれないって、北海道展に来てたワイナリーの人が言ってた。

今回、入手した甲斐ブランは山梨県のもの。

どっちかというと、甲州の香りがある感じ。
それにしても、甲州系の交配種は、甲州そのものよりも甲州三尺という近隣種を使うことが多いので、甲州の交配種は、珍しいかも?

甲斐ノワールも同じ山梨県果樹試験場生まれだけれど、こちらは「ブラック・クィーン×カベルネ・ソーヴィニヨン」で、ブラック・クイーンは「ベーリー♀×ゴールデンクイーン♂」で、川上品種のひとつ。どちらの親も北米系なので、北米系特有の華やかな香りは残る……はず。

アルモノワールは、前からあるスタンダードなカベルネ・ソーヴィニョンと、ドイツ系の交配種ツヴァイゲルトなので、純ヨーロッパ系と言っていいかな?

ヨーロッパ品種相関図
欧州系ぶどう

サン・ローラン系統図

サン・ローラン

ホイニッシュ・サヴァニャン

ちなみにアルモノワールの綴りは(harmo noir)。harmoの意味は「調和」。
そろそろワインとして、ショップに並ぶようにもなってきました。やっと一本買ったよ!